ハングル文字の私なりの学習法

よくハングルを学習するのに ひらがな50音図 という
ものを学習する人が多い。

わたしは、それはそれで良いとは思うけど、
文章で多く登場する表現のハングルから勉強した方が
良い気がします。

朝鮮の言葉が元は漢字の文化でも、
いまやハングルしか街中に溢れてないことは、
韓国に行った事のある人ならだれでも知っていることです。

山のようなハングルの中で読める字から「あいうえお」で
考えるなんて、二度手間なような・・・。

話しは変わりますが、ハングルが漢字の代わりという事も日本人の中には
知らない人もいると思います。

ハングルはひらがなというのとちょっと違います。
いわば読みがなで作っちゃった、ある種の字体なのです。

なぜ、そこまでハングルまみれになったのか、
そもそも漢字だったんだろう?

これは、政策によります。

ハングルは15世紀の中頃、漢字しかなく一般の人々が読み書き
できない事を憂えた朝鮮王朝の名君・世宗大王が中心となって
作られ、最初は「訓民正音」と呼ばれましたが、
歴史を経て「ハングル」に直されました。

なんでそんな文字を使いはじめて
漢字を辞めたのか・・・・
日本と中国が、み〜んな大嫌いだったからです。

独立したし、やつらの言葉なんか使わないぞ〜って
ことで、「ハングル」推奨の気運が高まっちゃったわけです。
そして、

1948年 ハングル専用法で漢字廃止に。
1970年 漢字廃止宣言を発表。
    普通教育での漢字教育を全廃した。
しかし全廃への反対が強く、
1972年 漢字廃止宣言を撤回し、
    漢文教育用基礎漢字(約1800字)を
    定め、中学校及び高等学校の「漢文」の
    教育の一環として漢字教育を復活。 (受験科目外) 

これによって多くの人は自分の名前や自国の名称すら
漢字では書くことができなくなってしまった。
だって、選択科目で受験外の勉強なんてしないでしょ。
そしてハングルの世界がここに完成しました〜。

「ハングル」とは、「ハングッ(韓国)」の「グル(文字)」という
意味です。

そんなこんなで、たとえ漢字を扱える人であっても
”読めても書けない”人が多い。

ではどんな場面で未だに漢字を使うのか?というと・・・・

道路標識や公共交通機関
ニュースなどにおける国名の漢字略称、
新聞の見出し文字、
「大」など特定文字を強調したい場合、
仏教関係、冠婚葬祭など ・・・・・・・・おわり・・・・;

つまりハングル文字が読めなければ韓国では生きていけない〜。
何の御飯やさんなのかも解らない。
筆談しようにも、周りの人は漢字は、わかんない〜
というわけで、やって損なし。損なし?
まあ そういうことにして。

じゃハングル文字とはなんぞや?!

あの口とかトとか○とかで校正されたハングル文字は
読みかたを文字化したものなんです。

 김     ki     金  kim   キム
       m   

 左上のフみたいなものが k、
 lみたいなものが i
口みたいなものが m です。

じゃあ、真中の表現(アルファベット群)にしてくれても
良かったんですけどね・・・ちぇっ
簡体字とか作っちゃえば覚える量が多くなるから
仕方なかったんだろうね、大王様も・・・。

ただ、漢字をハングルにするのはともかく、
ハングル文字だけで、漢字を想像するのは、
つまり逆は難解になってしまうんです。

もう今となっては文脈で想像するしかないです。
けど、もう韓国世界においてはそういう作業もしないでしょうね。
もう漢字文化じゃないから。

しかし、言語ってはかないですね・・・

つまり日本語廃止令が出て、英語教育になったら
1世代で、ひらがなも漢字もカタカナもローマ字も書けない、
英語ぺらぺら人間達に、日本人もなれるってことです。はい。

話は飛びましたが、「ハングル」をひらがなと同じように
いや語弊があるので、漢字1字ととらえて、実際そうだけど、
「読み方の塊の1文字」-「ただのこう読む字」として、覚えてしまいましょう。

これが私の結論です。